キャプティブ
一般の損害保険会社等である元請保険会社のように不特定多数の顧客を対象とするのではなく、特定企業グループ等のリスクを再保険として引き受けるために特定企業グループが設立する再保険会社のことです。
多くはバミューダ、アイルランド、シンガポールなど、法制度、運用基準、税制が柔軟でかつ整った国や地域に設立されます。
一般に、企業は元請保険会社に保険リスクを引き受けてもらい、その対価として保険料を支払いますが、この保険会社に移転している保険リスクの一部をキャプティブに出再し内部化(自家保有)の上、リスクマネジメントを通してリスク処理のコスト低減を図ることがキャプティブの基本的な考え方です。
キャプティブが発展して、特定企業グループ以外の再保険の受再や特定企業グループのファイナンス機能を担うなど重要な戦略的位置づけをもつまでに至っているものもあります。
日本では、海外企業が賠償責任保険等を元請けすることが禁止されている一方、海外企業が再保険を受再することは認められていることから、国内損害保険会社が一旦保険を引き受けて海外に設立されたキャプティブに再保険を出再する手法が用いられます。
